お互いにコスト勝負を繰り返す結末は両社の共倒れ
こんばんは!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか??
明日一日頑張れば休日に突入する方が大勢いらっしゃいますので、ラスト頑張ってください!!
そう、僕は土曜も会社に出征してきます。笑
さて、僕は普段仕事をする上でも、将来のビジネスモデルを検討する際も、必ず取り入れている視点があります。
それは題目の通りです。
「マイケルポーターの競争戦略」というベストセラーに記載されていた内容です。
ざっくり説明すると、他社と全く同様のビジネスモデルで、当社の存続を賭けてコスト勝負に持ち込んだ場合、お互いにとって明るい未来は待っていないということを説明しております。
理由は本書を読んで頂けたらなと思います。
僕は上記考えを聞いたときにすんなり納得できました。
例えば、僕の勤める会社では経営層からのコスト低減の指示が極めて強いですが、現実は厳しく、かつ明るいビジョンが全く見えません。
結局は他社と全く同様のビジネスモデルのままコスト勝負に持ち込んでいるため、価格を下げながら結果的に従来通りの利益を稼ぐことがいずれはできなくなってしまうのです。
これは本書の悪い例に完璧に合致しておりますね。
今までは感覚的に自分の会社は明るい未来が見えないなあ、と思っていただけなのですが、本書を読んだあとに改めて自分の会社を考えてみると、他社と変わった弊社ならではのビジネスモデルを全く考えない経営層が一番のガンにしか見えなくなってしまいました。笑
コスト低減を部下に指示するだけなんて小学生でも出来る仕事ですよね。
それを大企業の経営層は当たり前のようにやっているわけです。
そして、コスト低減を実現できなければ、部下の責任とされるのです。
これはあくまで僕の会社の例を説明しただけなのですが、日系企業の多くの会社が同様の状況であることかと思慮します。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、他社とは異なるニーズに応えるビジネスモデルを確立すれば良いのです。
異なるニーズに応えるために、他社とは異なるサービスの提供を可能とするビジネスモデルを確立すべきなのです。
そうすることで、顧客の取り合いにもなりませんし、コスト勝負にならないため無理なコスト低減も必要なくなるということです。
先日、テレビを見ていた時に「匠大塚」の代表取締役会長の「大塚勝久」さんがテレビのインタビューに答えておりました。
「匠大塚○○店の近くにニトリができますが、どのように思いますか?」という質問に対して、「ニトリさんはウチとは異なるニーズに応えてますから、お客様には比較してどっちがいいか選んでくれたらと思います。結果的に相乗効果が出ると思いますよ。」と答えておりました。
これを見た時に、本書の考え方に似てるなと思いました。
さすがプロですね。
ということで、僕はこの考え方を大事にして、現在の仕事も、将来の仕事もより多くの利益を生み出せるようにしたいと思います!
では!