新米パパの脱サラ計画日記

僕は10年以内に脱サラ起業します。

就活生と会社員よ、”やりがい搾取”の呪縛から目を覚ませ!

こんにちは!

 

多くの会社員が休みの日曜ですね!

しかし、時々刻々と終わりの時が近づいてきております・・

終わりに伴い私のテンションも下がりつつありますので、今日は早めに寝ようかなと思います・・

 

 

それでは本題です。

前回に引き続き日系企業で横行しているやりがい搾取について述べたいと思います。

 

別の記事でも記載しましたが、先ず持っての前提条件として、日本は国民へお金の話は汚らわしい話という認識を植え付けております。

その理由としては国民がお金に関して詳しくなってしまうと税収悪化に繋がりかねないからです。

 

では企業はどうでしょうか?

基本的に国も企業も考え方は同じで、詳しくなられると都合の悪い話についてはやはり汚らわしいことと定義付けております。

具体的に汚らわしい話として定義付けている因子は以下3つです。

 ・給与

 ・単価

 ・労働時間

 

給与や単価はもちろん皆さんぱっと思い浮かんだのではないでしょうか?

しかし労働時間も忘れてはならない重要な因子です。

なぜならば給与に関する基本的な考え方は、”給与=単価×労働時間”だからです。

 

なので企業側はこれら3つに関する話については汚らわしい話と定義して、口に出すのを内発的に躊躇わせているのです。

しかし、そのような話と全く触れずに関係者(就活生や会社員)とやり取りをするのも不可能です。

そこで利用(悪用)しているのが”やりがい搾取”です。

お金に関する話から論点ずらしをして関係者へ説明する手法としてやりがい搾取を利用しているのです。

 

 

それでは僕の実体験として説明するために、就活生と会社員としての観点から企業側の対応について見ていきましょう!

 

先ずは就活生の立場について。

就活生の時、僕は様々な企業の説明会に参加しました。

その後の企業調査やエントリーシート作成、1次面接、最終面接などなど。

その後最終的に採用されるためには、今まで得た全ての情報(就活中に得た情報や特に大学生活中に行った/感じた実体験)を自己PR or ”やりがい”に繋げて説明しなければならないということです。

 

自己PRはもちろん必須ですよね。

なぜならば自分がどのような人物なのかを説得することができなければ、周りの人を差し置いてでも自分が採用される理由などないからです。

ここの部分は、選ばれるためには少なからず頑張らなければいけないところかなと思います。(飽くまで個人的な意見です)

 

それに対して”やりがい”、これはなぜ説明しなければならないのか全くわかりません。

その答えも、日本の悪しき風習や、お金の話からの論点ずらしといったことが結論なのでしょう。

 

極論を言えばやりがいなんてものは必要ない。

ただ、労力(時間)をかけることで、魅力的な給与(=単価×時間)をもらえればやりがいなんてものは必要ないです。

規模が大きい、世の中の人から喜ばれる、自己成長に繋げられる、早くから大きなプロジェクトを任せられる、少数精鋭で自分が活躍できる、答えのない仕事に挑戦することができる、などなど、このようなメリット(幻想)を用いて企業側は就活生を口説くのです。

そのような仕事をすることで”やりがい”が得られ満足した会社員生活を送れると考えるのは極めて大きな誤った解釈であり、ただの幻想ということに今すぐ気づきましょう。

 

自分たちが働く意義はお金を稼ぐこと。

最も魅力とする指標は”給与”以外何者でもないはず。

ただしその軸をずらさずに、給与の因子である”単価”や”労働時間”に影響の与える物については、ある程度考慮するのはもちろん大事なことかと思います。

 

就活生はその時の判断で、後の数十年間の生活に大きく影響を及ぼします。

特に就活生の皆さんはいろいろと分からず大変かと思いますが、目的を見失わないことが就活のコツだと思いますので、今後も頑張ってください。

 

 

続いて会社員に関するやりがい搾取について述べていきます。

企業には出来る人間と出来ない人間がおり、日系企業の構造上、双方の会社員の給与は似たりよったりです。

その状態の中、難しい仕事や大きな仕事、プロジェクトリーダーなどの仕事を依頼する場合は、必ずと言っていいほどやりがい搾取を利用してきます。

なぜならば日系企業は成果増加(業務量増加)に対する報酬増加を約束できないからです。

 

”君は将来上に立つ人間だ、いろいろな経験をして成長して欲しい”

”この仕事は君以外の誰も出来やしない”

”君の得意分野を是非生かしてほしい”

”君の苦手分野を克服する時だ”

 

大きな仕事を依頼するときは決まって上の言葉、日系企業の必殺技ですね。

日系企業の会社員の身で、むちゃぶりの仕事を振られたところで給料がすぐに上がるわけでもありません。

 

でも成長するじゃないかとツッコミが来そうなので事前にコメントしますが、成長はお金を稼ぐ手段なのであって、目的ではありません。

また、その仕事でしか役に立たない狭義の意味での成長など手に入れたところで無意味です。

また、成長が足りなくスキル不足であったところで、難易度相応の給与が貰えるのであればその場で学ぶことは全く苦ではありません。

 

しかしどれだけ正論を並べたところで、日系企業のこのような体質はすぐに改善されるようなものではございません。

企業側の改善は諦めた方が身の為かと思います。

 

 

以上、就活生と会社員の2つの側面から日系企業で横行されているやりがい搾取の具体例について説明しました。

日系企業はやりがい搾取をして論点ずらしをしておりますので、気づかず搾取され損にならないように気をつけましょう。

少なくとも目的を見失わず、やりがい搾取の横行に気づくことができれば、今後もその会社に居続ける価値があるのかどうかを検討することができますので、諦めず頑張ってください。